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**Step 7 進行中**: extern_provider 側の実装完了
Changes:
- Modified extern_provider.rs to read HAKO_MIRBUILDER_IMPORTS env var
- Both routes now call program_json_to_mir_json_with_imports():
- Direct extern call (env.mirbuilder.emit)
- hostbridge.extern_invoke route
- Deserializes JSON imports map and passes to MirBuilder
- Build succeeds ✅
Next: Wire collection side - set HAKO_MIRBUILDER_IMPORTS from runner
Related: #phase-21.8 MatI64/IntArrayCore integration
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# Phase 25 — 脱Rustランタイム / Ring0-Ring1 再編
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Status: proposal（設計フェーズ・実装は後続ホスト想定）
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## ゴール
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- Rust 層を **Ring0（最小シード）** に縮退し、それ以外のランタイム・数値コア・箱ロジックを **Hakorune(Ring1)** 側へ段階的に移行する。
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- 具体的には、Phase 21.6/21.8 で導入した:
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- `IntArrayCore`（数値一次元配列コア）
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- `MatI64`（行列箱・i64版）
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などを、「Rust プラグイン実装」ではなく **Hakorune 実装＋ごく薄い intrinsic** に置き換えるための設計ロードマップを固める。
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- 新しい箱・数値カーネル・標準ランタイム機能は **原則 .hako で実装する** 方針を明文化し、「Rust Freeze Policy（Self‑Host First）」を Phase 25 で具体化する。
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## レイヤー方針（Ring0 / Ring1）
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### Ring0（Rust / C 相当 ― 最小シード）
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**責務:**
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- プロセス起動・エントリポイント
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- OS / FFI / LLVM C API への極小ラッパ
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- VM の実行コア（命令デコード・レジスタファイル・GC/alloc の最小部分）
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- **汎用 intrinsic** のみ提供（例: メモリ確保・生ポインタload/store・基本的な memcpy 等）
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**禁止 / 抑制:**
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- 新しい Box 種類（IntArrayCore / MatI64 / StringBuilder 等）を Rust 側に増やさない。
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- 新しい最適化ロジック・言語ルール・Box メソッド実装を Rust に追加しない（AGENTS.md 5.2 Rust Freeze Policy に準拠）。
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### Ring1（Hakorune / Nyash ― System サブセット）
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**責務:**
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- 数値コア・行列コア・文字列ビルダなどの **「C 言語で書いていた部分」** を、Hakorune で実装する層。
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- 代表例:
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- `nyash.core.numeric.intarray.IntArrayCore`
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- `nyash.core.numeric.matrix_i64.MatI64`
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- `StringBuilder` / 将来の `F64ArrayCore` 等
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- ランタイムポリシー・統計・ログ・一部の AotPrep / MIR パス（構造的なもの）。
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**方針:**
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- Rust 側が提供するのは `alloc/free/copy/load/store` などの **型パラメトリックな intrinsic** のみ。
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- 箱のフィールド管理（ptr+len+stride）、境界チェック、ループ本体、行列演算アルゴリズムなどは **すべて .hako 側で記述**。
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- Ring1 コードは AOT して `stdlib` 相当の成果物（例: `stdlib.hbc`）として VM 起動時にロードする構造を目指す。
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## スコープ（Phase 25）
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Phase 25 は「設計とロードマップの確定」が主目的。実装・移行作業自体は後続フェーズ（22.x/26.x など）で分割実施する。
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### 1) Rust Freeze の明文化とチェックリスト
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- 既存の「Rust Freeze Policy（Self‑Host First）」を、ランタイム/箱/数値系に特化して再整理:
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- 新規 Box / ランタイム機能は Rust ではなく .hako で実装する。
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- Rust 変更は「最小の intrinsic 追加」か「バグ修正」に限定。
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- PR / フェーズ用チェックリスト案を作成:
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- [ ] この変更は Ring0 の責務か？（VM/allocator/LLVM/OS FFI のみ）
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- [ ] 新しい Box/アルゴリズムを Rust に追加していないか？
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- [ ] .hako に移せる部分が残っていないか？
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### 2) IntArrayCore / MatI64 の移行設計
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- 現状:
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- Phase 21.6: Rust プラグイン `IntArrayCore` + Hako ラッパ Box。
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- Phase 21.8: `MatI64` Box を Hako で実装しつつ、コア配列は IntArrayCore に依存。
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- 目標:
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- IntArrayCore の **本体ロジック（len 管理・get/set/fill 等）を Hako 側に移す**。
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- Rust 側は:
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- `rt_mem_alloc_i64(len) -> (ptr,len)`
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- `rt_mem_free_i64(ptr,len)`
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- `rt_unsafe_load_i64(ptr, idx)`
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- `rt_unsafe_store_i64(ptr, idx, val)`
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など、小さな intrinsic 群に縮退。
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- タスク（設計レベル）:
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- 必要な intrinsic セットの定義（型・エラー処理ポリシー・Fail‑Fast方針）。
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- `nyash.core.numeric.intarray` の API 仕様と内部構造（ptr+len/所有権/ライフサイクル）を docs に固定。
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- MatI64 が IntArrayCore をどう利用するか（row-major/stride/ビューなど）を整理。
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### 3) System Hakorune サブセットの定義
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- Ring1 で「C 代替」として安全に使える記法/機能を定義:
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- 推奨: 明示ループ（while/for）、Fail‑Fast、Box フィールドの明示管理。
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- 慎重に: 例外/非同期/動的ロードなど、ランタイム依存が重い機能。
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- ドキュメント案:
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- `docs/development/runtime/system-hakorune-subset.md`（候補）
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- 想定ユース:
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- numeric core / matrix core
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- runtime policy / stats
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- 一部 MIR/AotPrep ロジック
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### 4) stdlib ビルド／ロード戦略のたたき台
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- 目標:
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- 「Hakorune で書かれた runtime/numeric コード」を AOT して、VM 起動時に一括ロードする仕組みを設計。
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- 方針案:
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- `tools/hakc_stdlib.sh`（仮）で:
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- `lang/src/runtime/**/*.hako` のうち Ring1 対象をコンパイルして `build/stdlib.hbc` を生成。
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- `hakorune` / `nyash` バイナリ起動時に:
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- `stdlib.hbc` を自動ロード（PATH または env で切り替え）。
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- Phase 25 では「どのモジュールを stdlib に含めるか」「ビルド/ロードの責任境界」を文章で決めるところまで。
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## アウト・オブ・スコープ（Phase 25）
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- 実際のコード移行（Rust 実装の削除や .hako への完全移植）は、このフェーズでは行わない。
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- 新しい機能追加や大規模最適化（VM/LLVM 側）は対象外。
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- 既存の 21.x フェーズのベンチ結果改善は、Phase 25 の直接スコープ外（ただし設計上のゴールには参考としてリンクする）。
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## このフェーズ終了時の「完成形」
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- Rust / Hakorune の責務分離が文書として明確になり、「新しい箱・数値カーネルは .hako で書く」がプロジェクトの合意として固定されている。
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- IntArrayCore / MatI64 の「Rust→Hakorune 移行」手順が、段階ごとのタスクリストとして整理されている。
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- System Hakorune サブセットと stdlib ビルド/ロード戦略のたたき台があり、後続フェーズ（例: Phase 22.x / 26.x）でそのまま実装に着手できる状態になっている。
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