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🎯 CURRENT TASK - 2025年8月26日（状況整理＆再起動ショートカット）

⏱️ 再開ショートカット（今日のフォーカス）

• フォーカス: VM比較経路の安定化後片付け + 1000行分解の下準備
• 目標: 一時ログ抑制・Phi正規化・基本ボックス統一（String/Bool）・VM分割の導線作成
• 参照: docs/development/roadmap/phases/phase-9/phase_9_78h_mir_pipeline_stabilization.md

直近の実行タスク（9.78h）

1. 一時デバッグログの抑制（NYASH_VM_DEBUG_*のみ）
   • 進捗: Runnerのバナー/プラグイン初期化ログは NYASH_CLI_VERBOSE/NYASH_DEBUG_PLUGIN のみで出力。 VMの逐次ログは NYASH_VM_DEBUG[_EXEC|_CMP|_ANDOR|_PHI] に限定。
2. Phi正規化（LoopExecutorの借用衝突解消 → 正しい選択へ復帰）
   • 進捗: VM側の選択を previous_block 基準に復帰（fallback: 先頭）。NYASH_VM_DEBUG_PHI=1 でログ。
   • 設計: docs/development/current/PHI_NORMALIZATION_PLAN.md を参照（段階プラン/次アクション）。
3. 基本ボックス統一（StringBox/BoolBoxもre-export化）
4. VM分割の導線（control_flow/dispatch/frameへ分離設計）
   • 進捗: src/backend/{control_flow.rs,dispatch.rs,frame.rs} を追加（骨組み）。ビルド通過。
5. 代表スナップショット追加（compare/loop/typeop_mixed）

すぐ試せるコマンド

cargo build --release -j32
nyash --dump-mir --mir-verbose local_tests/typeop_is_as_func_poc.nyash | sed -n '1,160p'
NYASH_OPT_DIAG_FAIL=1 nyash --dump-mir --mir-verbose local_tests/typeop_diag_fail.nyash || echo DIAG BLOCKED
tools/ci_check_golden.sh  # 代表ケースのMIR含有チェック

# 比較・論理のスモーク（VM）
nyash --backend vm local_tests/compare_box_vm.nyash    # 期待: true
nyash --backend vm local_tests/and_or_vm.nyash         # 期待: false\ntrue
nyash --backend vm local_tests/and_or_truthy_vm.nyash  # 期待: false,true,false,true,false

重要リンク（唯一参照/ゲート）

• 命令セット（唯一出典・26命令）: docs/reference/mir/INSTRUCTION_SET.md
• 9.78h（本フェーズ詳細）: docs/development/roadmap/phases/phase-9/phase_9_78h_mir_pipeline_stabilization.md
• 9.79（P2P本体 前提: 9.78h完了）: docs/development/roadmap/phases/phase-9/phase_9_79_p2pbox_rebuild.md
• Phase 10（Cranelift JIT主経路）: docs/development/roadmap/phases/phase-10/phase_10_cranelift_jit_backend.md

🧩 今日の再開ポイント（2025-08-26）

• 完了（適度な分解）: runnerをmodes/へ分離（mir/vm/llvm/bench/wasm/aot/common）、objectsをobjects/{ops,methods,fields}.rsへ、VMにframe.rs/control_flow::record_transition/dispatch::execute_instruction導入。ログ抑制（NYASH_VM_DEBUG_* / NYASH_CLI_VERBOSE / NYASH_DEBUG_PLUGIN）、Phi正規化Step1（previous_block基準）。
• 次アクション（小さく前進）:
  1. MIR26命令「総数一致」チェック（コード≡ドキュメント）
  2. Loop SSA Step2（seal/pred更新のスケルトン＋Verifierのphi系文言強化）
  3. 代表スナップショット再確認（TypeOp/extern_call/loop/await/boxcall）
• クイックコマンド: cargo build --release -j32 → nyash --backend vm local_tests/compare_box_vm.nyash → ./tools/ci_check_golden.sh

🚨 現在の状況（2025-08-25）

✅ 完了したタスク

1. ✅ MIRビルダーリファクタリング完了🎉（2025-08-25）

   • mir/builder.rs: 1547行の大規模モジュール → モジュール分割完了
   • 新構造: src/mir/builder/ ディレクトリ
     • mod.rs: 公開API定義
     • core.rs: MirBuilder本体 + コア機能 (205行)
     • expressions.rs: 式変換処理 (621行) - 18関数実装済み
     • statements.rs: 文変換処理 (165行) - 6関数実装済み
     • control_flow.rs: 制御フロー構築 (194行) - 4関数実装済み
     • box_handlers.rs: Box関連処理 (73行) - 2関数実装済み
   • ビルド確認: 新構造でコンパイル正常完了 ✅
   • 総移動関数数: 30関数（ヘルパー関数含む）
   • 行数削減: 元の1547行から分割により読みやすさ大幅向上
   • コミット完了:
     • Phase 3-5: cc2a5c2 (expressions.rs)
     • Phase 6-8: 29af5e1 (statements/control_flow/box_handlers)

2. ✅ VMモジュールのリファクタリング完了（2025-08-25）

   • execute_instruction関数を29個のハンドラーに分割
   • vm_instructions.rsモジュール作成（487行）
   • execute_instruction_old削除（691行削減）
   • vm.rs: 2075行→1382行（33%削減）

🆕 進捗（2025-08-25 夜）

• VM and/or 対応の実装を追加（短絡評価は as_bool() 強制で統一、BoxRef(IntegerBox) の四則演算にも対応）。
• ゴールデン（TypeOp代表2ケース）は緑のまま、Optimizer診断（未lowering検知）も動作確認済み。
• ただし、VM実行時に And が execute_binop の短絡ルートに入らず、execute_binary_op の汎用経路で Type error: Unsupported binary operation: And ... が発生。
  • 兆候: NYASH_VM_DEBUG_ANDOR のデバッグ出力が出ない＝execute_binop に入っていない、または別実装ルートを通過している可能性。
  • 仮説: 古いVM経路の残存/リンク切替、もしくは実行時に別ビルド/別profileが使用されている。

🆕 進捗（2025-08-26 早朝）

• and/or 真理値強制の最終化: VMValue::as_bool() を拡張（BoxRef(IntegerBox)→非0でtrue、Void→false）。
• テスト追加: local_tests/and_or_truthy_vm.nyash（期待: false,true,false,true,false）。緑を確認。
• 基本ボックス統一（第一弾）: IntegerBox を正典に一本化。
  • src/boxes/integer_box.rs は pub use crate::box_trait::IntegerBox; に置換し、実体の二重化を排除。
• 既知の未解決: ループ比較で BoxRef(IntegerBox) < BoxRef(IntegerBox) が TypeError。
  • 対応中: 比較前に i64 へ正規化するフォールバックをVMに実装（downcast→toString→parse）。
  • 80/20ポリシー: 数値にパース可能なら比較継続、失敗時のみTypeError。

🆕 進捗（2025-08-26 午前）

• TypeError（And/Or 経路）再発なしを確認（3スモーク緑: compare/and_or/and_or_truthy）。
• ログ抑制の徹底: Runner/VMのデバッグ出力を既定で静音、環境変数でのみ有効化。
• Phi正規化 Step1: previous_block によるPhi入力選択をVMに実装（NYASH_VM_DEBUG_PHI=1）。
• VM分割の骨組み: control_flow.rs/dispatch.rs/frame.rs 追加（今後段階移動）。
• レガシー削除: src/mir/builder_old.rs, src/mir/builder.rs.backup, src/parser.rs.backup, src/instance.rs.backup, src/box_trait.rs.backup を削除。
• objects.rs 分解 Step1: execute_new をヘルパ（三分割）へ抽出しスリム化（等価挙動）。

🎯 次の優先タスク（更新）

1. copilot_issues.txtの確認
   • Phase 8.4: AST→MIR Lowering完全実装（最優先）
   • Phase 8.5: MIRダイエット（35命令→20命令）
   • Phase 8.6: VM性能改善（0.9倍 → 2倍以上）

1.5 VM実行経路の特定と修正（最優先）

• runner.rs → VM::execute_module → execute_instruction → execute_binop の各段でデバッグログを追加し、BinOp(And/Or) がどこで分岐しているか特定。
• バイナリ一致確認: strings によるシグネチャ（デバッグ文字列）含有の照合で実行バイナリを同定。
• 代替経路の洗い出し: src/ 全体で execute_binop/And/Unsupported binary operation を再走査し、影響箇所を一掃。
• 修正後、local_tests/and_or_vm.nyash で false/true の出力を確認。
• ルート確定: Compare経路はBuilder側のCast導線で安定。VM側は保険フォールバックを維持しつつ一時ログを抑制へ。 1.6 objects.rs 分解 Step2（安全にファイル分割）
• objects_impl.rs を導入し、抽出済みヘルパを移動。本体は薄いラッパに。
• 以降: objects/{fields.rs,methods.rs,ops.rs} への段階分解。

1.7 runner.rs 分離

• init_bid_plugins を runner/plugin_init.rs へ抽出。各モードを runner/modes/*.rs に。

1.8 VM分割の段階移動

• ブロック遷移を control_flow.rs、フレーム状態を frame.rs に移し、dispatch.rs の導線を準備。

2. MIR26命令対応

   • TypeOp/WeakRef/Barrierのプリンタ拡張
   • スナップショット整備（extern_call/loop/boxcall/typeop_mixed 追加済）
   • vm-stats差分確認

3. Builder適用拡大

   • 言語 is/as 導線の実装
   • 弱参照フィールドのWeakLoad/WeakNew対応
   • 関数スタイル isType/asType の早期lowering強化

🗺️ 計画の粒度（近々/中期/長期）

近々（1–2週間）

• Loop SSA復帰: loop_api 小APIを活用し、Phi挿入・seal・predecessor更新を段階適用。簡易loweringを正しいSSAに置換。
• Builder移行完了: builder.rsの機能をbuilder_modularized/*へ移し切り、両者の差分（命令フィールド名・効果）を完全一致。
• TypeOp網羅: is/as/isType/asTypeの早期loweringを再点検、Optimizer診断（未lowering検出）を有効化し回帰を防止。
• 軽量スナップショット: MIRダンプ（verbose）に対する含有チェックを代表ケース（TypeOp/extern_call/loop/await/boxcall）へ拡張。

中期（3–4週間）

• WeakRef/Barrier統合: lowering（WeakNew/WeakLoad/Barrier）導線を整理、統合命令フラグON/OFFでMIR差を固定化。Verifierに整合チェック追加。
• MIR26整合化: Printer/Verifier/Optimizerの26命令前提をそろえ、効果の表記・検証を強化。
• CLI分離テスト: ワークスペース分割 or lib/binaryテスト分離で、cargo test -p core のみで回る導線を確立（CLI構成変更で止まらない）。
• ResultBox移行: box_trait::ResultBox 参照を boxes::ResultBox へ一掃し、レガシー実装を段階的に削除。

長期（Phase 8.4–8.6連動）

• AST→MIR Lowering完全化（8.4）: すべての言語要素を新MIRへ安定lower。未対応分岐をゼロに。
• MIRダイエット（8.5）: 命令の統一・簡素化（TypeOp/WeakRef/Barrierの統合効果）を活用し最小集合へ。
• VM性能改善（8.6）: Hot-path（BoxCall/Array/Map）高速化、And/OrのVM未実装の解消、BoxRef演算の抜けを補完。

Phase 10 着手ゲート（Cranelift前提条件）

• MIR26整合化完了（Printer/Verifier/Optimizerが26命令で一致・効果表記統一）
• Loop SSA復帰（Phi/Seal/Pred更新がVerifierで合格）
• TypeOp網羅（is/as/isType/asTypeの早期lowering＋Optimizer診断ONで回帰ゼロ）
• 軽量スナップショット緑（TypeOp/extern_call/loop/await/boxcall 代表ケース）
• P2PBox再設計（Phase 9.79）完了・E2Eパス
• CLI分離テスト（cargo test -p core）が安定実行

⚠️ トラブルノート（VM and/or 追跡用）

• 症状: --backend vm で And が execute_binop の短絡パスを経由せず、execute_binary_op 汎用パスで Type error。
• 状況: MIR --dump-mir では bb0: %X = %A And %B を出力（BuilderはOK）。
• 差分検証: execute_instruction/execute_binop に挿入したデバッグ出力が未出力→実行経路の相違が濃厚。
• 対応: 実行バイナリの署名チェックとコードパスの網羅的ログ追加でルート確定→修正。

🔧 再開ガイド（最短手順）

• ログ抑制: 一時ログはそのままでもOK。静かにしたい場合は NYASH_VM_DEBUG_CMP=0 NYASH_VM_DEBUG_ANDOR=0 で実行。
• 検証: 上記スモーク3本（compare/and_or/and_or_truthy）→tools/ci_check_golden.sh。
• 進める順: Phi正規化 → String/Bool re-export → VM分割設計 → スナップショット追加。

✅ 小タスク完了（2025-08-25 深夜）

• Verifier: Barrierの軽い文脈診断を追加（NYASH_VERIFY_BARRIER_STRICT=1で有効）。
• ResultBox移行TODOを追加（docs/development/current/RESULTBOX_MIGRATION_TODO.md）。
• VM: 旧box_trait::ResultBox扱いのデプリケーション警告を最小抑制（完全移行までの暫定）。

✅ 小タスク完了（2025-08-26 早朝）

• VM: as_bool() の拡張（IntegerBox/ Void を真理値化）。
• テスト: and_or_truthy_vm.nyash 追加。
• 基本ボックス統一（第一弾）: IntegerBox 実体の一本化（re-export）。

▶ リファクタリング開始（控えめ）

• 方針: 肥大化防止のためsrc/backend/vm.rsを2分割のみ実施。
  • vm_values.rs: execute_binary_op/execute_unary_op/execute_compare_op を移動。
  • vm_boxcall.rs: call_box_method を移動（call_unified_methodは現状のまま）。
• 影響最小・挙動非変更で、可読性と責務分離を先行する。

🧭 リファクタリングゴール（AI一目見て分かる導線）

目的/原則

• 明確責務: 各モジュールが1行で説明できる目的・責務を持つ
• 入口統一: VM/MIRの読む順番が固定され、迷わない
• ファイル肥大防止: 1000行超は段階分割（まずVMホットパス）
• ドキュメント導線: quick-referenceで最短経路を提示
• 振る舞い不変: すべてのゴールデン/CIが緑

マイルストーン（受入基準）

• M1: VM導線完成（達成）
  • vm.rs → vm_instructions.rs → vm_values.rs / vm_boxcall.rs / vm_stats.rs / vm_phi.rs
  • code-map（docs/quick-reference/code-map.md）で入口と責務を明記
  • 受入: build OK / golden 緑 / 実行変化なし
• M2: モジュールヘッダ（着手）
  • Purpose/Responsibilities/Key APIs/Typical Callers を各VMモジュール先頭に追記
  • 受入: 各モジュール先頭4行程度の要約とcode-mapの整合
• M3: 1000行級の導線整備（設計メモ）
  • interpreter/plugin_loader.rs: v2主導の導線明文化（削除は後）
  • interpreter/objects.rs: 可視性/フィールド/ライフサイクルの分割指針をTODO化
• M4: レガシー移行（土台）
  • RESULTBOX_MIGRATION_TODOの維持、VMは新旧両対応のまま

実行順（小さく確実に）

1. M2ヘッダ追加（VM系）
2. M3 plugin_loader 導線の明文化（コメント/TODO/コードマップ）
3. M3 objects.rs 分割設計メモ
4. 用語の統一・code-map追従
5. golden + 重要E2Eを確認

⚠️ MIRビルダー引き継ぎポイント（ChatGPT5さんへ）

• 状況: MIRビルダーのモジュール化完了（Phase 1-8コミット済み）
• 問題: MIR命令構造の変更により、expressions.rsでエラー発生
  • Call命令: function→func, arguments→args
  • ArrayAccess, ArrayLiteral, Awaitノードが削除？
  • effectsフィールドの有無が命令により異なる
  • TypeOpKindのインポートパスエラー
  • loop_builder.rsでのプライベートフィールドアクセス問題
• 現在の対応:
  • builder_modularizedディレクトリに一時退避
  • 元のbuilder.rsでフルビルド可能な状態に復帰
  • ChatGPT5さんのMIR命令変更に合わせた調整が必要

2. VMの既知の問題
   • 論理演算子（and, or）がBinOpとして未実装
   • エラー: Type error: Unsupported binary operation: And on Bool(true) and Bool(false)
   • インタープリターでは動作するがVMで動作しない
   • 新発見: BoxRef(IntegerBox) + BoxRef(IntegerBox)のような演算も未対応
     • execute_binary_opにBoxRef同士の演算ケースが不足

✅ 直近の完了

1. VMモジュールのリファクタリング完了（2025-08-25）
   • execute_instruction関数を29個のハンドラーに分割
   • vm_instructions.rsモジュール作成（487行）
   • execute_instruction_old削除（691行削減）
   • vm.rs: 2075行→1382行（33%削減）
2. ドキュメント再編成の完了（構造刷新）
3. VM×プラグインのE2E整備（FileBox/Net）
   • FileBox: open/write/read, copyFrom(handle)（VM）
   • Net: GET/POST（VM）、404/500（Ok(Response)）、unreachable（Err(ErrorBox)）
4. VM命令カウンタ＋時間計測のCLI化（--vm-stats, --vm-stats-json）とJSON出力対応
   • サンプル/スクリプト整備（tools/run_vm_stats.sh、local_tests/vm_stats_*.nyash）
5. MIR if-merge 修正（retがphi dstを返す）＋ Verifier強化（mergeでのphi未使用検知、支配関係チェック導入）
6. VMの健全化（分岐・比較・Result）
   • Compare: Void/BoolのEq/Ne定義（順序比較はTypeError）
   • Branch条件: BoxRef(BoolBox)→bool／BoxRef(VoidBox)→false／Integer≠0→true
   • ResultBox: 新旧両実装への動的ディスパッチ統一（isOk/getValue/getError）
7. VMビルトイン強化（Array/Map/Socket）
   • ArrayBox/MapBox: 代表メソッドをVM統合ディスパッチで実装（push/get/set/size等）
   • SocketBox: acceptTimeout(ms)（void）/ recvTimeout(ms)（空文字）を追加
   • E2E追加: socket_timeout_server.nyash / socket_timeout_client.nyash
8. E2E拡張（Net/Socket）
   • HTTP: 大ボディ取得クライアント local_tests/http_big_body_client.nyash
   • Socket: 反復タイムアウト検証 local_tests/socket_repeated_timeouts.nyash
   • インタープリタ: SocketBoxの acceptTimeout/recvTimeout を結線
9. VM/MIRの健全化（Builder/VM）
   • Compare拡張: Float/Int-Float混在をサポート（Eq/Ne/Lt/Le/Gt/Ge）
   • TypeOp(Check)最小意味論実装（Integer/Float/Bool/String/Void/Box名）
   • ArrayGet/ArraySet（VM）本実装（ArrayBox.get/setへ橋渡し）
   • Array/Mapをidentity扱い（clone_or_shareがshareを選択）
   • BoxCallにArrayBox fast-path（BoxRefからget/set直呼び）
   • me参照の安定化（fallback時に一度だけConstを発行しvariable_mapに保持）
   • デバッグ: NYASH_VM_DEBUG_BOXCALL=1 でBoxCallの受け手/引数/経路/結果型を標準エラーに出力
10. ドキュメント追加・更新
    • MIR→VMマッピング（分岐条件の動的変換、Void/Bool比較）
    • VM README（SocketBoxタイムアウト/E2E導線・HTTP Result整理）
    • 26命令ダイエット: PoCフラグと進捗追記（TypeOp/WeakRef/Barrier）
11. CI: plugins E2E ジョブ（Linux）を追加

📊 大規模ファイルのリファクタリング候補

1. src/interpreter/objects.rs (1,272行) - オブジェクト処理の分割
2. src/interpreter/plugin_loader.rs (1,217行) - v2があるので削除候補？
3. src/interpreter/expressions/calls.rs (1,016行) - 関数呼び出し処理の分割

🚧 次にやること（再開方針）

1. MIR26 前進（短期）

   • プリンタ拡張: TypeOp/WeakRef/Barrier を --mir-verbose に明示表示
   • スナップショット整備: 代表ケースで flag ON/OFF のMIR差分固定化
   • vm-stats差分: weak_field_poc.nyash 等で JSON 取得・比較（キー: TypeOp/WeakRef/Barrier）
   • 旗: mir_typeop_poc（TypeCheck/Cast→TypeOp）、mir_refbarrier_unify_poc（Weak*/Barrier→統合）

2. Builder適用拡大（短期〜中期）

   • 言語 is/as 導線（最小でも擬似ノード）→ emit_type_check/emit_cast へ配線
   • 弱参照: 既存の RefGet/RefSet パスは弱フィールドで WeakLoad/WeakNew＋Barrier（flag ONで統合命令）
   • 関数スタイル isType/asType の早期loweringを強化（Literal("T") と new StringBox("T") を確実に検出）
   • print(isType(...)) の未定義SSA回避（print直前で必ず TypeOp のdstを生成）

補足: 近々/中期で並行対応する項目

• Loop SSA復帰（Phi挿入/Seal/Pred更新の段階適用、簡易loweringの置換）
• Builder移行完了（builder.rs → builder_modularized/*、命令フィールド名・効果の完全一致）
• CLI分離テスト導線（cargo test -p core 単独で回る構成）
• ResultBox移行（box_trait::ResultBox → boxes::ResultBox、レガシー段階削除）

3. VM/Verifierの補強（中期）

   • TypeOp(Cast) の数値キャスト（Int/Float）安全化、誤用時TypeError整備
   • Verifierに26命令整合（Barrier位置、WeakRef整合、支配関係）チェックを追加

4. VM×プラグインE2Eの維持（短期）

   • HTTP/Socketの回帰確認（Void防御・遅延サーバ軽量化は済）
   • 必要に応じて VM_README.md にTips追記

5. BoxCall高速化（性能段階）

   • --vm-stats ホットパス特定後、Fast-path/キャッシュ適用

🐛 既知の問題（要フォロー）

• 関数スタイル isType(value, "Integer") が一部ケースで TypeOp にloweringされず、print %X が未定義参照になる事象
  • 現状: asType は typeop cast に変換されるが、isType が欠落するケースあり
  • 仮対処: Interpreterに is/isType/as/asType のフォールバックを実装済（実行エラー回避）
  • 恒久対処（次回対応）:
    • Builderの早期loweringをFunctionCall分岐で強化（Literal/StringBox両対応、print(...) 内でも確実にdst生成）
    • Optimizerの安全ネット（BoxCall/Call→TypeOp）を isType パターンでも確実に発火させる（テーブル駆動の判定）

⏸️ セッション再開メモ（次にやること）

• Builder: extract_string_literal の StringBox対応は導入済 → FunctionCall 早期loweringの再検証（print(isType(...)) 直下）
• Optimizer: Call 形式（関数呼び出し）でも isType/asType を検出して TypeOp(Check/Cast) に置換する安全ネットの強化とテスト
• MIRダンプの確認：local_tests/typeop_is_as_func_poc.nyash に typeop check/cast が両方出ることを確認
• スナップショット化：typeop_is_as_*_poc.nyash のダンプを固定し回帰検出

▶ 補助コマンド（検証系）

# リビルド
cargo build --release -j32

# 関数スタイルのMIRダンプ確認（isType/asType）
./target/release/nyash --dump-mir --mir-verbose local_tests/typeop_is_as_func_poc.nyash | sed -n '1,200p'

# メソッドスタイルのMIRダンプ確認（is/as）
./target/release/nyash --dump-mir --mir-verbose local_tests/typeop_is_as_poc.nyash | sed -n '1,200p'

🆕 開発時の可視化・診断（最小追加）

• --mir-verbose-effects: MIRダンプ行末に効果カテゴリを表示（pure|readonly|side）
  • 例: nyash --dump-mir --mir-verbose --mir-verbose-effects local_tests/typeop_is_as_func_poc.nyash
• NYASH_OPT_DIAG_FAIL=1: Optimizer診断で未lowering（is|isType|as|asType）検知時にエラー終了（CI向け）
  • 例: NYASH_OPT_DIAG_FAIL=1 nyash --dump-mir --mir-verbose local_tests/typeop_diag_fail.nyash
• Builder生MIRスナップショット: tools/snapshot_mir.sh <input.nyash> [output.txt]
  • 例: tools/snapshot_mir.sh local_tests/typeop_is_as_func_poc.nyash docs/status/golden/typeop_is_as_func_poc.mir.txt
• ゴールデン比較（ローカル/CI）: tools/ci_check_golden.sh（代表2ケースを比較）
  • 例: ./tools/ci_check_golden.sh（差分があれば非ゼロ終了）

補足: ASTの形状確認は --dump-ast を使用。

代表スナップショット対象（拡張）

• TypeOp系: typeop_is_as_poc.nyash, typeop_is_as_func_poc.nyash
• extern_call: http_get_*.nyash, filebox_copy_from_handle.nyash
• loop/await: loop_phi_seal_poc.nyash, await_http_timeout_poc.nyash
• boxcall: array_map_fastpath_poc.nyash, boxcall_identity_share_poc.nyash

▶ 実行コマンド例

計測実行:

tools/run_vm_stats.sh local_tests/vm_stats_http_ok.nyash vm_stats_ok.json
tools/run_vm_stats.sh local_tests/vm_stats_http_err.nyash vm_stats_err.json
tools/run_vm_stats.sh local_tests/vm_stats_http_404.nyash vm_stats_404.json
tools/run_vm_stats.sh local_tests/vm_stats_http_500.nyash vm_stats_500.json

VM×プラグインE2E:

cargo test -q --features plugins e2e_interpreter_plugin_filebox_close_void
cargo test -q --features plugins e2e_vm_plugin_filebox_close_void

MIR26 PoC（弱参照・Barrier統合）:

# 弱フィールドPoC（flag OFF: WeakNew/WeakLoad/BarrierRead/Write）
NYASH_VM_STATS=1 NYASH_VM_STATS_JSON=1 ./target/release/nyash --backend vm --vm-stats --vm-stats-json local_tests/weak_field_poc.nyash > vm_stats_weak_default.json

# flag ON: WeakRef/Barrier 統合
cargo build --release --features mir_refbarrier_unify_poc -q
NYASH_VM_STATS=1 NYASH_VM_STATS_JSON=1 ./target/release/nyash --backend vm --vm-stats --vm-stats-json local_tests/weak_field_poc.nyash > vm_stats_weak_unified.json

MIRダンプ（プリンタ拡張後の確認）:

./target/release/nyash --dump-mir --mir-verbose local_tests/weak_field_poc.nyash | sed -n '1,200p'

MIRダンプ/検証:

nyash --dump-mir --mir-verbose examples/plugin_box_sample.nyash
nyash --verify examples/plugin_box_sample.nyash

🔭 26命令ターゲット（合意ドラフト）

• コア: Const / Copy / Load / Store / BinOp / UnaryOp / Compare / Jump / Branch / Phi / Return / Call / BoxCall / NewBox / ArrayGet / ArraySet / RefNew / RefGet / RefSet / Await / Print / ExternCall(最小) / TypeOp(=TypeCheck/Cast統合) / WeakRef(=WeakNew/WeakLoad統合) / Barrier(=Read/Write統合)
• メタ降格: Debug / Nop / Safepoint（ビルドモードで制御）

---

最終更新: 2025年8月25日（MIR26整合確認・VM and/or実装・Loop補強・CLI分離テスト導線/ResultBox移行TODO追加／スナップショット最小運用）

🔁 再起動後の再開手順（ショート）

# 1) ビルド
cargo build --release -j32

# 2) plugins E2E（Linux）
cargo test --features plugins -q -- --nocapture

# 3) VM Stats 代表値の再取得（任意）
tools/run_vm_stats.sh local_tests/vm_stats_http_ok.nyash vm_stats_ok.json
tools/run_vm_stats.sh local_tests/vm_stats_http_err.nyash vm_stats_err.json

# 4) SocketBox タイムアウト確認（任意）
./target/release/nyash local_tests/socket_timeout_server.nyash
./target/release/nyash local_tests/socket_timeout_client.nyash

# 5) 反復タイムアウト確認（任意）
./target/release/nyash local_tests/socket_repeated_timeouts.nyash

# 6) HTTP 大ボディ確認（任意）
./target/release/nyash local_tests/http_big_body_client.nyash

# 7) VM BoxCall デバッグ（任意）
NYASH_VM_DEBUG_BOXCALL=1 ./target/release/nyash --backend vm local_tests/test_vm_array_getset.nyash

• MIR26 整合（候補1）確認:
  • Printer: --mir-verbose-effects の pure|readonly|side 表記と TypeOp/WeakRef/Barrier/ExternCall の表示が整合。
  • Verifier: SSA/支配/CFG/merge-phi に加え WeakRef/Barrier の最小検証＋Strict Barrier診断を実装（環境変数でON）。
  • Optimizer: 未lowering検知（is/as/isType/asType）をBoxCall/Call両経路で検出、NYASH_OPT_DIAG_FAIL=1 と連携。
  • 代表スナップショット: extern_call/loop/boxcall/typeop_mixed をCIに追加、全件緑。
  • 注: WeakRef/Barrier の“統合”はPoCフラグで切替可能（レガシー命令も支援）—MIR26はドキュメントの正典、実装は互換を維持。

✅ 本日の成果（9.78h）

• MIR26命令のコード≡ドキュメント同期テストを追加（tests/mir_instruction_set_sync.rs）→ 緑
• スナップショット安定化（tools/snapshot_mir.sh に静音フィルタ、golden全緑）
• Phi選択の委譲スケルトンをVMへ実装（LoopExecutor::execute_phi）
• ResultBox移行スイープ（VMのレガシーbox_trait::ResultBox経路を削除、boxes::ResultBoxに統一）
• VM BoxRef演算フォールバック拡張（toString→parse、比較/四則/混在を広くカバー）
• ロガー導入（環境変数ONでのみ出力）:
  • NYASH_DEBUG_EFFECTS / NYASH_DEBUG_VERIFIER / NYASH_DEBUG_MIR_PRINTER / NYASH_DEBUG_TRYCATCH
  • NYASH_VM_DEBUG_REF / NYASH_VM_DEBUG_BIN / 既存の NYASH_VM_DEBUG_* 系
• VMユーザBoxのBoxCallをInstance関数へ橋渡し（InstanceBox → Class.method/arity へ委譲）

🧪 テスト概況（要点）

• 緑: 175件 / 赤: 1件（mir::verification::tests::test_if_merge_uses_phi_not_predecessor）
• 失敗要旨: Mergeブロックで前任値使用と判定（DominatorViolation/MergeUsesPredecessorValue）
• 生成MIR（CLI/Builder）はmergeにphiを含むため、Verifier側の検査条件かvariable_map束縛の拾い漏れの可能性。

デバッグ用コマンド（ログON例）

# Effects純度
NYASH_DEBUG_EFFECTS=1 cargo test --lib mir::effect::tests::test_effect_mask_creation -- --nocapture

# Verifier（phi/merge）
NYASH_DEBUG_VERIFIER=1 cargo test --lib mir::verification::tests::test_if_merge_uses_phi_not_predecessor -- --nocapture

# Try/CatchのLowering/Printer
NYASH_DEBUG_TRYCATCH=1 NYASH_DEBUG_MIR_PRINTER=1 cargo test --lib mir::tests::test_try_catch_compilation -- --nocapture

# VM 参照/演算
NYASH_VM_DEBUG_REF=1 cargo test --lib backend::vm::tests::test_vm_user_box_birth_and_method -- --nocapture
NYASH_VM_DEBUG_BIN=1 cargo test --lib tests::mir_vm_poc::test_boxref_arith -- --nocapture

🎯 次の着手（残1の精密駆逐）

1. Verifierのmerge-phi検査を補強（phi dst/variable束縛の対応づけ強化 or 条件緩和の適用）
2. Builderのvariable_map束縛拾い漏れがあれば補修（Program直下パターンの明示）
3. 代表MIRダンプをfixture化して回帰チェック（phi存在の有無を機械判定）