hakorune/docs/development/current/main/phases/phase-273/P0-CLAUDE.md

Phase 273 P0: Plan Extractor（pure）導入の最小収束（Claude Code 指示書）

Status: instructions / design-first

目的:

• pattern を “分岐ロジック” ではなく “Plan抽出プラグイン” に降格する。
• block/value/phi の生成責務を PlanLowerer に集約し、裾広がりを止める。

制約:

• Extractor は builder を触らない（next_block_id/next_value_id/insert_phi/... 禁止）
• 新しい env var 禁止
• by-name hardcode 禁止（Box名/Pattern名の文字列分岐を増やさない）
• terminator SSOT は維持（Frag → emit_frag()）

参照:

• SSOT設計: docs/development/current/main/design/edgecfg-fragments.md
• 参照実装（既存）: Phase 272/269 の Frag 経路
  • docs/development/current/main/phases/phase-272/README.md
  • docs/development/current/main/phases/phase-269/README.md

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Step 1: Plan の固定語彙を作る（増殖しない型）

新規モジュール（例）:

• src/mir/builder/control_flow/plan/（または src/mir/control_plan/）

最低限の語彙（案）:

• Plan::Seq(Vec<Plan>)
• Plan::Loop { params, body }
• Plan::If { cond, then_, else_ }
• Plan::Effect { ... }（副作用の順序だけ表す）
• Plan::Exit { kind, values }

重要:

• Plan は AST/expr を “参照” するだけ（必要なら node id / span を持つ）
• Plan は “CFGを作らない”

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Step 2: Extractor を pure にする（pattern の責務縮退）

対象:

• src/mir/builder/control_flow/joinir/patterns/*

方針:

• 既存の extract_*_parts(...) のような抽出関数を “Plan を返す” 形に寄せる
• Ok(None) / Ok(Some(plan)) / Err(...) を明確に使い分ける

Fail-fast:

• “一致した” のに必要条件が満たせない場合は Err（close-but-unsupported を黙って通さない）

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Step 3: PlanLowerer を作る（唯一の builder 触り役）

新規モジュール（例）:

• src/mir/builder/control_flow/plan/lowerer.rs

責務:

• block/value/phi を作るのはここだけ
• Frag を組み立てて emit_frag() に渡す
• 既存の emission（Phase 272 の loop_scan_with_init / loop_split_scan など）を呼ぶのは Lowerer 側に寄せる

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Step 4: まず1つのパターンで PoC（最小差分）

推奨:

• Pattern6 または Pattern8 を 1つ選び、以下の順で移行:
  1. extractor は plan を返すだけにする
  2. lowerer が既存 emission を呼ぶ
  3. router は “plan を得たら lowerer へ” にする

Acceptance:

• 既存の fixture/smoke が変わらず PASS（既定挙動不変）
• Extractor が builder を触っていないこと（grep で確認）

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Step 5: docs（SSOT）更新

更新対象:

• docs/development/current/main/phases/phase-273/README.md

最低限:

• “Extractorはpure / Lowererだけが作る” を SSOT として明文化
• Plan語彙が固定であること（増殖しない理由）を短く書く

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完了条件（P0）

• Plan の語彙が導入され、Extractor が pure になっている（最低1パターンでPoC）
• Lowerer が block/value/phi 生成の唯一の場所になっている
• terminator SSOT（emit_frag）が維持されている
• 既存スモークに退行がない