hakorune/docs/CURRENT_TASK.md

🎯 現在のタスク (2025-08-18 更新)

🆕 今取り組むタスク（最優先）

• plugin-tester: open/read/write のTLVテスト追加（E2E強化）✅ 完了
• FileBoxプラグイン: invokeに open/read/write/close 実装（BID-1 TLV準拠）✅ 完了
• Nyash本体: new FileBox(...) をプラグイン優先で生成（暫定フック）✅ 実装済み（codex）
• PluginBox: メソッド転送（TLV encode/decode）最小実装 ⚠️ 実装済み（codex）、TLV修正要

本日の成果（2025-08-18 午後）

• plugin-tester io サブコマンド追加（open→write→close→open→read 一連動作）
• プラグイン側 nyash_plugin_invoke に open/read/write/close 実装＋2段階応答のプリフライト時は副作用なしで必須サイズ返却に修正
• 説明書を追加: docs/説明書/reference/plugin-tester.md（使い方・TLV・エラーコード・トラブルシュート）
• FileBox API対応表: docs/説明書/reference/box-design/filebox-bid-mapping.md 追加（Nyash API ↔ BID-FFI マッピング）

🎉 ローカル実行テスト結果（2025-08-18 実測）

✅ plugin-tester: 完全動作確認

$ plugin-tester check libnyash_filebox_plugin.so
✓: Plugin loaded successfully
✓: ABI version: 1
✓: Plugin initialized
Plugin Information: FileBox (ID: 6), Methods: 6
✓: Plugin shutdown completed

$ plugin-tester io libnyash_filebox_plugin.so
✓: birth → instance_id=1
✓: open(w), close, open(r)
⚠️: read rc=-8 (デコードエラー、TLV修正要)

✅ Nyash統合: 部分的成功（プラグインロード確認）

$ ./target/debug/nyash local_tests/test_plugin_filebox.nyash
🔌 BID plugin loaded: FileBox (instance_id=1)  ← 成功！
✅ Parse successful!
✅ new FileBox(...) まで到達
⚠️ Segmentation fault (ファイル操作部分、TLV処理改善要)

🎯 codex実装成果（1時間で達成）

• ✅ プラグインシステム基盤: 完全動作
• ✅ plugin-tester診断ツール: 汎用設計で完璧動作
• ✅ Nyash統合: プラグインロード・Box生成まで成功
• ⚠️ 残り課題: TLVエンコード/デコード最適化

簡易実行テスト状況（過去ログ参考）

• nyash 本体実行（引数なし/単純スクリプト）: ✅ 実行OK
• plugin-tester io による FileBox E2E: ✅ open→write→close→open→read でOK
• nyash からプラグイン FileBox を new して利用: ⚠️ サンドボックス制約により実行中にSIGKILL（dlopen系の制約）
  • ローカル実行（手元環境）では cargo build --bin nyash → ./target/debug/nyash local_tests/test_plugin_filebox.nyash で動作見込み
  • 期待出力: READ=Hello from Nyash via plugin!

🚀 現在進行中: Phase 9.75g-0 型定義ファースト BID-FFI実装

目的: FFI ABI v0準拠のシンプルで動くプラグインシステム構築 戦略: 型定義は全部最初に、実装は段階的に（unimplemented!活用） 期間: 1週間（2025-08-17〜2025-08-24） 詳細:

• phase_9_75g_0_chatgpt_enhanced_final.md ← ChatGPT最終案採用！
• ffi-abi-specification.md ← BID-1仕様に更新完了！

✅ Day 1 完了！ (2025-08-17)

• ✅ ChatGPT先生の最終レビュー完了
• ✅ ffi-abi-specification.mdをBID-1 Enhanced Editionに更新
• ✅ Handle設計（type_id + instance_id）確定
• ✅ BID-1 TLVフォーマット仕様確定
• ✅ プラグインAPI（nyash_plugin_*）仕様確定
• ✅ BID-1基盤実装完了！
  • src/bid/モジュール構造作成
  • TLVエンコード/デコード実装
  • エラーコード定義（BidError）
  • 型システム（BidType, BidHandle）
  • テスト4/4合格！ 🎉

✅ Day 2 完了！ (2025-08-17)

目標: メタデータAPI実装（ホスト統合・プラグイン情報管理）

実装完了:

• ✅ HostVtable: ホスト機能テーブル（alloc/free/wake/log）
• ✅ NyashPluginInfo: プラグイン情報構造体
• ✅ NyashMethodInfo: メソッド情報構造体
• ✅ C FFI関数シグネチャ定義
• ✅ プラグインライフサイクル管理
• ✅ テスト7/7合格！ 🎉

✅ Day 3 完了！ (2025-08-17)

目標: 既存Box統合（StringBox/IntegerBox/FutureBoxブリッジ）

実装完了 (100%達成！):

• ✅ BID Box Bridge設計: 既存Box型とBIDハンドルの相互変換インターフェース
• ✅ StringBox BIDブリッジ: Handle/TLV変換実装
• ✅ IntegerBox BIDブリッジ: Handle/TLV変換実装
• ✅ FutureBox BIDブリッジ: 非同期Box型の統合完了
• ✅ BoxRegistry: Box型とハンドルの管理システム
• ✅ 統合テスト: 全Box型ラウンドトリップテスト（4/4合格！）
• ✅ Everything is Box理論の威力実証！ 🎉

✅ Day 4 完了！ (2025-08-17)

目標: プラグインシステム基盤実装

実装完了 (100%達成！):

• ✅ FileBoxプラグイン設計: open/read/write/close API設計
• ✅ FileBoxプラグイン実装: ハンドル管理・ファイル操作実装
• ✅ プラグインシステム設計統合: gemini先生とcodex先生の提案を統合
  • Box プラグインシステム設計 作成
  • YAML署名DSL仕様確定
  • nyash.tomlによる透過的置き換え設計
• ✅ nyash.tomlパーサー実装（シンプル版）
• ✅ PluginBoxプロキシ実装（最小版）
• ✅ BoxFactoryRegistry: 透過的ビルトイン↔プラグイン切り替え
• ✅ libloadingプラグイン動的ロード基盤
• ✅ プラグインシステム統合テスト（14/14合格！） 🎉

✅ Day 5 完了！ (2025-08-18)

目標: 実際のプラグインライブラリ作成と統合

実装戦略:

• 段階的アプローチ: ビルトインFileBox残して並行運用
• 透過的切り替え: nyash.tomlで動的選択
• 完全実証: BID-FFIシステムの実動作確認

完了タスク:

• ✅ FileBoxプラグイン用クレート作成（独立ライブラリ）
• ✅ C API実装とエクスポート（libnyash_filebox_plugin.so生成）
• ✅ Nyashインタープリターのプラグインロード統合
• ✅ 透過的切り替え実動作確認（PluginBox生成確認）
• ✅ プラグインメソッド呼び出し実装 - execute_plugin_file_method
• ✅ 完全動作確認 - f.write(), f.read() 完全成功

重要な発見と対応:

• 🔍 セグフォルト調査: 実際はセグフォルトではなく型エラーが原因
• 🎯 真の問題: PluginFileBoxのメソッド呼び出し処理が未実装
• ✅ 解決: calls.rsにPluginFileBox処理追加、io_methods.rsに実装

Day 5 最終テスト結果:

$ ./target/release/nyash local_tests/test_plugin_filebox.nyash
READ=Hello from Nyash via plugin!
✅ Execution completed successfully!

🚨 発見した設計課題（Day 6対応予定）:

• 問題: メソッド名がハードコード（read/write/exists/close）
• 課題: プラグインからメソッド情報を動的取得すべき
• 目標: 汎用的なプラグインメソッド呼び出しシステム実装

🎯 今週の実装計画（段階的戦略に更新）

• Day 1: ✅ BID-1基盤実装（TLV仕様、Handle構造体、エンコード/デコード）
• Day 2: ✅ メタデータAPI実装（init/abi/shutdown、HostVtable、レジストリ）
• Day 3: ✅ 既存Box統合（StringBox/IntegerBox/FutureBoxブリッジ）100%完了！
• Day 4: ✅ プラグインシステム基盤（nyash.toml、PluginBox、BoxFactory）100%完了！
• Day 5: ✅ 実際のプラグインライブラリ作成（.so/.dll、Nyash統合）完了！
• Day 6: 🎯 動的メソッド呼び出しシステム実装（メソッド名脱ハードコード）
• Day 7: 実動作実証とドキュメント（透過的切り替え、開発ガイド）

🔑 技術的決定事項

• ポインタ: usize（プラットフォーム依存）
• アライメント: 8バイト境界
• 単一エントリーポイント: nyash_plugin_invoke
• ターゲット: Linux x86-64限定

✅ 完了済み主要成果

MIR 35→26命令削減 (2025-08-17)

• 実装期間: 1日（予定5週間の5%）
• 成果: 26命令体系確立、全バックエンド対応
• 詳細: mir-26-specification.md

Phase 9.75 RwLock変換 (完了)

• Arc → Arc全Box型変換
• 性能改善達成

Phase 9.75e using nyashstd (完了)

• 標準ライブラリ統合
• リテラル自動変換実装

Phase 9.75j 警告削減 (完了)

• 106個→0個（100%削減）

🔮 次期優先タスク

1. Phase 8.6: VM性能改善（緊急）

   • 問題: VMがインタープリターより0.9倍遅い
   • 目標: 2倍以上高速化
   • 詳細: phase_8_6_vm_performance_improvement.md

2. Phase 9: JIT実装

   • VM改善後の次ステップ

3. Phase 10: LLVM Direct AOT

   • 目標: 100-1000倍高速化
   • 期間: 4-6ヶ月

📊 プロジェクト統計

• 実行モード: インタープリター/VM/WASM/AOT（開発中）
• Box型数: 16種類（すべてRwLock統一）+ プラグインBox対応
• MIR命令数: 26（最適化済み）
• ビルド時間: 2分以上（改善中）
• プラグインシステム: BID-FFI 90%実装完了！

🔧 開発ガイドライン

クイックリファレンス

• CLAUDE.md - 開発者向けガイド
• copilot_issues.txt - Phase順開発計画
• syntax-cheatsheet.md - 構文早見表

テスト実行

# リリースビルド（推奨）
cargo build --release -j32

# 実行
./target/release/nyash program.nyash

# ベンチマーク
./target/release/nyash --benchmark --iterations 100

---

最終更新: 2025-08-18 10:00 JST
次回レビュー: 2025-08-18（Nyash統合開始時）

🎯 現在の状況 (2025-08-18)

✅ Step 1-3 完了！BID-FFI基盤実装成功

達成した重要な設計原則

1. Box名非決め打ち: プラグインが「私はFileBoxです」と宣言
2. 汎用的設計: plugin-testerは任意のプラグインに対応
3. メモリ管理明確化: birth/finiライフサイクル実装

実装完了項目

• ✅ FileBoxプラグイン: 293KB .soファイル生成、6メソッド実装
• ✅ nyash.toml: プラグイン設定ファイル（FileBox = "nyash-filebox-plugin"）
• ✅ plugin-tester: 診断ツール完成、メソッド一覧表示機能付き

テスト結果

Plugin Information:
  Box Type: FileBox (ID: 6)  ← プラグインから取得！
  Methods: 6
  - birth [ID: 0, Sig: 0xBEEFCAFE] (constructor)
  - open [ID: 1, Sig: 0x12345678]
  - read [ID: 2, Sig: 0x87654321]
  - write [ID: 3, Sig: 0x11223344]
  - close [ID: 4, Sig: 0xABCDEF00]
  - fini [ID: 4294967295, Sig: 0xDEADBEEF] (destructor)

実装完了ステップ

✅ Step 1: FileBoxプラグイン単体作成

• ✅ plugins/nyash-filebox-plugin/Cargo.toml作成
• ✅ C FFI実装（birth/fini含む）
• ✅ 単体でビルド確認（293KB .soファイル生成）

✅ Step 2: nyash.toml設定ファイル作成

• ✅ シンプルな設定ファイル作成
• ✅ FileBox = "nyash-filebox-plugin"の設定
• ✅ プラグイン検索パス定義

✅ Step 3: プラグインテスター/ローダー作成

• ✅ 独立したテストツール plugin-tester作成
• ✅ Box名を決め打ちしない汎用設計
• ✅ 実装済み機能：
  • プラグインロードチェック ✅
  • nyash_plugin_init呼び出し確認 ✅
  • メソッド一覧表示 ✅
  • ABI version確認 ✅
• ⏳ 今後の拡張予定：
  • birth/finiライフサイクルテスト
  • メモリリーク検出（valgrind連携）
  • TLVエンコード/デコード検証

🎯 次のステップ: Step 4 - Nyashとの統合

実装計画

1. src/bid/モジュール作成

   • TLVエンコード/デコード実装 ✅ src/bid/tlv.rs
   • BidHandle構造体定義 ✅ src/bid/types.rs
   • エラーコード定義 ✅ src/bid/error.rs

2. プラグインローダー実装

   • nyash.tomlパーサー（簡易版）✅ src/bid/registry.rs
   • libloadingによる動的ロード ✅ src/bid/loader.rs
   • プラグイン初期化・シャットダウン管理 ✅ src/bid/loader.rs

3. BoxFactoryRegistry実装

   • ビルトインBox vs プラグインBoxの透過的切り替え
   • Box名 → プラグイン名マッピング
   • new FileBox()時の動的ディスパッチ

4. PluginBoxプロキシ実装

   • NyashBoxトレイト実装（準備段階、最小のインスタンス管理）
   • メソッド呼び出しをFFI経由で転送（未）
   • birth/finiライフサイクル管理（Dropトレイト）✅ src/bid/plugin_box.rs

5. 統合テスト

   • FileBoxのビルトイン版とプラグイン版の動作比較
   • nyash.tomlありなしでの切り替え確認
   • メモリリークチェック

仕様更新完了

• ✅ birth/finiライフサイクル管理を仕様書に追加
• ✅ メモリ所有権ルールを明確化
• ✅ プラグインが割り当てたメモリはプラグインが解放する原則

現在のディレクトリ構造

nyash-project/nyash/
├── plugins/
│   └── nyash-filebox-plugin/     # ✅ 実装済み
│       ├── Cargo.toml
│       ├── src/lib.rs            # birth/fini含む6メソッド
│       └── .gitignore
├── tools/
│   └── plugin-tester/            # ✅ 実装済み
│       ├── Cargo.toml
│       ├── src/main.rs           # 汎用プラグインチェッカー
│       └── .gitignore
├── nyash.toml                    # ✅ 実装済み
└── src/
    └── bid/                      # ✅ Step 4の基盤作成済み
        ├── mod.rs                # モジュール公開
        ├── loader.rs             # プラグインローダー（libloading, init, ABI検証）
        ├── registry.rs           # 簡易nyash.toml読取＋ロード
        └── plugin_box.rs         # PluginBoxインスタンス（birth/fini）

## ✅ 直近の進捗（2025-08-18 午前）

- plugin-tester: `lifecycle` サブコマンド実装（birth→finiまでE2E確認）
- FileBoxプラグイン: `nyash_plugin_invoke` をBID-1の2段階応答（ShortBuffer=-1）に準拠、birth/fini実装
- Nyash側: `loader/registry/plugin_box` 追加、ビルド通過

### 実行結果（抜粋）

$ plugin-tester check libnyash_filebox_plugin.so ✓: ABI version: 1 ✓: Plugin initialized Plugin Information: FileBox(ID:6), Methods: 6

$ plugin-tester lifecycle libnyash_filebox_plugin.so ✓: birth → instance_id=1 ✓: fini → instance 1 cleaned

## 🎯 **次アクション（Day 6: 動的メソッド呼び出し革命）**

### 🚨 **緊急課題**: メソッド名脱ハードコード化
現在の実装は `read/write/exists/close` がソースコードに決め打ちされており、BID-FFI理念に反している。

### 🎯 **Day 6 実装計画**
1. **プラグインメタデータからメソッド情報取得**
   - プラグインが持つメソッド一覧を動的に取得
   - メソッドID・シグネチャ・引数情報の活用

2. **汎用プラグインメソッド呼び出しシステム**
   - `execute_plugin_file_method` → `execute_plugin_method_generic`
   - Box型特化処理の廃止
   - TLVエンコード/デコードの汎用化

3. **完全動的システム実現**
   - 新しいプラグインBox追加時のソースコード修正不要
   - nyash.tomlでの設定のみで新Box型対応

### 🔧 **実装順序**
1. プラグインメタデータ取得API強化
2. 汎用メソッド呼び出し処理実装
3. 既存execute_plugin_file_method置き換え
4. テスト・動作確認

重要な技術的決定

1. プラグイン識別: プラグインが自らBox名を宣言（type_name）
2. メソッドID: 0=birth, MAX=fini、他は任意
3. メモリ管理: プラグインが割り当てたメモリはプラグインが解放
4. エラーコード: -1〜-5の標準エラーコード定義済み