# Gemini先生のビルトインBox動的ライブラリ化アドバイス 2025-08-17 ## 質問への回答 ### 1. Rustで最も安定した動的ライブラリ実装方法は? 現時点で最も安定し、枯れている方法は**C ABI (`#[repr(C)]`, `extern "C"`) を利用する方法**です。 - **理由:** C ABIはあらゆる言語とプラットフォームでサポートされている、事実上の標準 - **実装:** `#[no_mangle]` と `extern "C"` を付け、`libloading` クレートを使用 ### 2. `abi_stable` crateは本番環境で信頼できるか? **はい、信頼できる選択肢です。** ただし、まずはC ABIで実装し、制約が問題になったら移行を検討。 ### 3. プラグイン間の依存関係管理のベストプラクティスは? **原則として、プラグイン間の直接的な依存は避けるべき。** - 疎結合の維持: 各プラグインは`nyash-core`とのみ通信 - シンボル名の衝突回避: プラグイン名をプレフィックスに ### 4. セキュリティ(信頼できないプラグイン)の考慮は必要か? **はい、絶対に必要です。** - サンドボックス: WASM実行モードを残す - 権限モデル: Capability-based security - 署名検証: 将来的に暗号署名 ### 5. 実装の落とし穴や注意点は? - **メモリ管理:** 最大の落とし穴 - 所有権のルールを明確に - データ生成側が解放関数も提供 - **`Arc>`の直接共有は不可能** - ハンドルパターンを使用 - **エラーハンドリング** - ステータスコードで返す ## 段階的移行戦略への評価 提案されている4フェーズの戦略は非常に現実的で、リスクが低く、素晴らしいです。