From 84d63ac11b5cf6f801f9845b96fcc7ddc69f948c Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: nyash-codex Date: Thu, 18 Dec 2025 04:03:50 +0900 Subject: [PATCH] docs: Phase 119 StepTree cond SSOT (AST handle) --- .../current/main/design/control-tree.md | 25 ++++++++++++++----- 1 file changed, 19 insertions(+), 6 deletions(-) diff --git a/docs/development/current/main/design/control-tree.md b/docs/development/current/main/design/control-tree.md index fe843133..f4ea0758 100644 --- a/docs/development/current/main/design/control-tree.md +++ b/docs/development/current/main/design/control-tree.md @@ -44,13 +44,26 @@ lowering/PHI/CFG の判断にはまだ使わない（dev-only）だが、再解 - `required_caps`: capability 宣言（例: `NestedLoop`, `TryCatch`, `Throw`, `Lambda` など） - `cond_sig`: if/loop 条件式の要約（下記） -### cond_sig の方針（SSOT） +### cond の SSOT（Phase 119） -- cond_sig は **ASTNode 参照を保持しない**（巨大化・ライフタイム・clone コストの問題を避ける）。 -- cond_sig は **summary（要約）SSOT** とし、`AstSummary` 相当の安定表現に固定する。 - - 目的は「構造分類/契約の固定」であり、式同値（完全な等価判定）は非対象。 -- StepTree は当面 **観測/分類の SSOT（dev-only）** として運用する。 - - 将来 StepTree→Normalized（env+継続）を “本番導線” にする場合は、cond の lowering 用に `AstExprId` 等を保持する **別SSOT**（例: `StepTreeRef`）を追加し、cond_sig は署名/ログ用途として維持する。 +**SSOT**: `cond` は **AST 参照（ID/ハンドル）** を保持する。 +- `StepNode::If` / `StepNode::Loop` に `cond_ast: Option` を追加。 +- `AstNodeHandle` は AST 参照の軽量表現（将来的に `AstExprId` 等に移行可能）。 +- **Phase 119**: `&ASTNode` 直接参照（ライフタイム制約あり）として実装。 + - dev-only 用途なので、将来の ID 化は別 Phase で対応可能。 + +**派生**: `cond_sig` は署名/ログ/差分検知用の派生表現。 +- `AstSummary` から計算される要約文字列（比較・統計・ログ用）。 +- `StepTreeSignature` の `signature_basis_string()` に含まれる。 +- **Span は含めない**（決定性保証）。 + +**不変条件**: +- `cond_ast` を `signature_basis_string()` に混ぜない（既存の署名安定性を維持）。 +- `AstSummary` は `cond_ast` から計算され、構造分類/契約固定の責務を持つ。 + +**将来計画**（Phase 119 以降）: +- StepTree→Normalized 変換箱を実装する際は、`cond_ast` を lowering 入力として活用する。 +- `cond_sig` は表示/署名用途として維持される。 ## StepTreeSignature（構造署名）