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hakorune/docs/archive/consultations/gemini_builtin_box_plugin_consultation.txt

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Nyashプログラミング言語の革命的設計変更について深い技術的相談をお願いします。
【背景】
Nyashは「Everything is Box」哲学を掲げるプログラミング言語です。現在、3種類のBoxが存在します
1. ビルトインBoxStringBox, IntegerBox等- Rustで静的リンク
2. プラグインBoxFileBox等- 動的ライブラリ(.soで提供
3. ユーザー定義Boxbox Person等- Nyashコードで定義
【現状の問題】
現在、2つの異なるプラグインシステムが並存しています
- plugin_loader.rs1217行: ビルトインBoxを動的ライブラリ化するシステム未使用
- plugin_loader_v2.rs906行: 汎用プラグインシステムBID-FFI
合計2000行以上の重複コードが存在し、メンテナンスが困難です。
【革命的提案ビルトインBox完全プラグイン化】
すべてのBoxStringBox、IntegerBox含むをプラグインとして実装する提案です。
```rust
// 現在
ビルトインStringBox → Rust静的リンク
プラグインFileBox → 動的ロード(.so
// 提案
すべてのBox → プラグイン(.soとして統一
```
【実装案】
```rust
// コアBoxの定義
const CORE_BOXES: &[&str] = &[
"libnyash_string_box.so",
"libnyash_integer_box.so",
"libnyash_bool_box.so",
"libnyash_console_box.so", // print用
];
// 起動時自動ロード
fn main() {
for plugin in CORE_BOXES {
plugin_loader.load_required(plugin)?;
}
}
```
【期待されるメリット】
1. コード削減plugin_loader.rs1217行を完全削除
2. 統一性「Everything is Box」の究極の実現
3. 柔軟性StringBoxすら置き換え可能カスタムString実装など
4. ビルド高速化:本体が軽量化
5. 配布の柔軟性必要なBoxだけ選択可能
6. 開発の独立性各Boxを独立して開発・テスト可能
【懸念事項と対策案】
1. パフォーマンス
- 懸念FFI境界でのオーバーヘッド
- 分析C関数呼び出しなのでナ秒レベル、実用上問題なし
2. デバッグの困難さ
- 懸念:エラー時のスタックトレースが不明瞭
- 対策案:
a) プラグイン側での詳細ロギング
b) デバッグシンボルの保持
c) プラグイン単体テストの充実
3. 起動時間
- 懸念:多数のプラグインロードで遅くなる?
- 対策案コアBoxのみ必須、他は遅延ロード
4. 配布の複雑さ
- 懸念:実行ファイル+多数の.soファイル
- 対策案:標準パスに配置、設定ファイルで管理
【深く検討してほしい点】
1. 技術的妥当性
- この設計は本当に実現可能で健全でしょうか?
- 見落としている致命的な問題はありませんか?
2. パフォーマンスへの実影響
- FFIオーバーヘッドは本当に無視できるレベルでしょうか
- 頻繁に呼ばれるメソッドtoString等での累積的影響は
3. エコシステムへの影響
- すべてがプラグインになることで、ライブラリ開発はどう変わりますか?
- パッケージマネージャーの設計にどんな影響がありますか?
4. 他言語での前例
- 同様のアプローチを採用した言語はありますか?
- 成功例・失敗例から学べることは?
5. セキュリティ
- コアBoxまでプラグイン化することのセキュリティリスクは
- 悪意のあるStringBox置き換えなどへの対策は
6. 開発体験
- デバッグの困難さは実際どの程度深刻でしょうか?
- IDE統合やデバッガサポートはどうなりますか
7. 段階的移行戦略
- 一気に移行すべきか、段階的に移行すべきか?
- 既存ユーザーへの影響を最小化する方法は?
8. 長期的な保守性
- 5年後、10年後もこの設計は維持可能でしょうか
- 技術的負債になる可能性は?
【最終的な問い】
「Everything is Box」哲学を実装レベルでも完全に実現するこの提案は、革新的な美しさか、それとも行き過ぎた純粋主義でしょうか
実装の現実性、パフォーマンス、開発体験、エコシステムなど、多角的な視点から深い分析をお願いします。特に、この決定が言語の将来に与える影響について、時間をかけて考察していただければ幸いです。